不平不満の毎日。グラフィックデザイナーの将来を考える

モニターを見て驚く男性

この記事を読んでいる方は、会社勤めしていているグラフィックデザイナーの方だと思います。

毎日残業で寝不足、給料が安い、帰れるけど帰りづらい空気、そんな状態じゃないでしょうか。

グラフィックデザイナー歴17年の私は、いろんな会社を転々として行き着いた場所、それがフリーランスでした。

皆さんも、一度はフリーランスを考えたことありますよね。

フリーになって仕事が安定的にあるかわからない。

でも、今の環境は辛い。

そんな方々のために、現状とどう向き合うべきか、そして将来どうすべきかをお伝えします。

期待は禁物!会社はどこも同じ

自慢できることではありませんが、私は看板製作会社、印刷会社、広告代理店等、様々な会社を転々としてきました。

給料の部分も多少ありますが、職場環境の不満が一番の理由です。

辞めることを何度も考えては躊躇い、ようやく意を決して他の会社へ。

最初は、新しい職場の環境に早く慣れようと一生懸命働くわけなんですが、だんだん気付いてくるんですよね。

「ここも一緒」だと。

給料は多少アップしても残業なんて当たり前で、帰りづらい空気や上司への不満とか結局はどこの会社も同じ。

特に、職場環境よりも給料に不満があって、別な職場を探している方は気をつけたほうがいいです。

今の職場よりも、過酷な労働環境が待っているかもしれません。

給料が、他社よりも飛び抜けて高い制作会社、広告代理店は大抵「ブラック」。

理由は、給料を高く設定することで辞めづらくさせ、人材を確保しているからなんです。

「自分はもっと幅広いジャンルのデザインがしたい」「優秀なディレクターの下で働いてスキルアップしたい」とかクリエイティブ意識の高い人でない限りは、今勤めている会社は辞めないほうが懸命です。

行き着く先はフリーランス!

不平不満を抱えながら、毎日仕事をすることほど辛いものはありません。

無駄に時間を過ごしていると言ってもいいでしょう。

私はグラフィックデザイナーが目指すべきところは、フリーランスだと思っています。

不平不満を抱えながらただ淡々と働いていてる方、今よりもいい待遇や環境を求めて職場を転々としている方、明日突然会社がなくなったらどうしますか?解雇通告を受けたらどうしますか?

30代半ばあたりを過ぎてくると次の職場で採用される確立がグッと下がります。

扶養家族がいる方であれば、なおさらです。

年齢を重ねるごとにこの先の選択肢が減っていくことを考えれば、いつ何が起きてもいいようにフリーランスという目標をもって準備していくことをオススメします。

では、何をどう準備すべきなのか。

明日からでも始められることがあります。

独立に向けて今すべきこととは

フリーランスは、いつでも誰でもなれます。

書類を1枚提出するだけですから。

ただ、フリーランスになるのとフリーランスで食べていくのは全く別なのは、皆さんお解りですよね。

フリーランスでは、デザインスキルはもちろんですが、それ以上に必要なものがあります。

それは、「営業力」「人脈」「提案力」。

特に「人脈」がないと、一番大事な仕事をもらうことができません。

困ったことがあれば、その人達が仕事や知恵を貸してくれますし、私はフリーランスになって、これがいかに大事なことなのか日々感じています。

今、会社勤務している皆さんができることは、この人脈づくり。

制作プロダクションも広告代理店も必ず営業の役割をもった人がいますが、デザイナーはこの営業を通して入稿や修正をもらう流れが多いと思います。

まず、この流れを変えましょう。

これからは、クライアントとの打ち合わせには必ず参加してください。

修正等のやり取りは、営業を介さず直接やるようにして、クライアントとの信頼関係を築いてください。

営業としては、デザイナーが直接クライアントとやってもらったほうが楽なわけで、会社には仕事に対して積極的な人間と評価されるので、壁は高くないと思います。

退職時にクライアントを持っていくことは出来ませんが、フリーランスになった時、そのクライアントが力を貸してくれると思って積極的にやってみましょう。

そして、人脈を作る上でもう一つやるべきことが、「横のつながりを持つ」こと。

横と言っても、社内の人間はダメです。

会社の愚痴の言い合い、傷の舐め合いになってしまうからです。

横というのは同業他社や学生時代の友人等のことで、こういった人たちと交流を持つことで今はもちろん、自分がフリーランスになった時にプラスに働いてくれます。

私たちの仕事はいろんな業種の案件を形にすることなので、友人たちの様々な職種から得た情報が、デザインをする上で必要になることだってありますし、この縁がいつか仕事に繋がるかもしれません。

将来へ向けて、少しずつ人脈の貯蓄をしていきましょう。

最後に

年々増加しているフリーランスという働き方。

そのすべての人が上手く行っているとは限りませんが、いろんなことを考えた結果、その選択をした人が増えてきたということです。

自分が会社を辞めたら、会社が大変になるのではと思っていたりしていませんか?

残念ながら、会社は誰かが突然辞めたとしてもなんとかなってしまうものです。

突然背中を押される可能性だってあるわけですから、逆にあなたは会社にとって絶対に辞められては困る存在になるべきです。

それが自分を守ることになります。

今のポジション、土台を強くして、少しずつ人脈を増やしながら将来に向けて進んでいってほしいと思います。